もう理由なんかなくていいの

毒親との暮らし。離れるまでと離れてからのおはなし。

卑怯者の末路

私や姉が幼い頃は、母は会社で嫌なことがあるとよく家に帰るなり伯母(母の実姉)のT子に電話して2~3時間延々愚痴っていました。

今でこそ、T子も歳を取って、元々の精神疾患の影響もあり1人ではマトモに生活できなくなりましたが、昔は口達者で会えばそれなりに面白い人でした(伯母の記事はブログ内「伯母」というワードで検索すると読めます)

母が仕事から帰って来てそれが始まった時は、機嫌の悪い日なんだということはすぐにわかりました。

もちろんその電話の後から夕食の支度を始めるので食べる頃には21時を過ぎることも多々ありましたが、また何が地雷になるかわからないので『お腹すいた』など、口が裂けても言えませんでした。

いつも「家族のことを思って!」とか「ずっとご飯のこと考えてる!」と豪語する人が家族の夕食を待たせてまでやることか?とは当時から不思議に思っていましたが。

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母は誰かに話をして、思い通りのリアクションが来ると気が済むタイプなので話半分に適当に聞き流すT子に聞いてもらうのが合っていたのでしょう。

今思えば、T子だって夕食どきの忙しい時間帯だっただろうに…

私や姉が成長すると愚痴聞き役は私たちの役目となり、T子への長電話の回数も減って行きました。

 

T子にある程度愚痴って母の怒りが収まってくると、昔話や雑談になり、ある時T子が「部屋が片付かなくて」と話していたそうです。

その時に「今は忙しいし、また仕事も辞めて手が空いたらいくらでも片付けする暇あるよ」と、アドバイスしてあげてん♪と母はご満悦でした。

娘たちには片付けろ!とかここに物置くな!とか、とにかく口うるさいくせにT子には優しい声掛けするんだな…と不思議でしたが

今思えばあれも、T子を励ますように見せて、母自身が片付けのできない自分を甘やかすための自分擁護でもあったのでは?と思います。

 

母は要・不要の選別ができないので実家にはいつも色んな書類が溢れかえって『要らんもの捨てたら?』と言っても「いつか要るかも知れへん!」と、絶対に片付けようとしません(チラシやダイレクトメールなどの、確実に要らないようなものもです)

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昔は時々、ひとつひとつ要るか要らないかを聞いてどっさり書類を処分するのを手伝っていましたが

一度リフォームをした時に家族総出で片付けをして、私たちは要らないものは仕分けして処分したのに、母だけが「今は忙しいからできへん」とか濁して書類をそのまま段ボールに詰めて倉庫に入れておしまいでした(要は整理をしたのではなく、場所を移動させただけです)

そのあたりからアホらしくなったので、自分のものだけきちんと管理してれば良いやとなったのを思い出しました。

気付けばこんな感じで、母って昔からちょっとずつ見放されているんですよね。

あ、もうこいつに何言っても無駄やな。みたいな感じで。

 

母はこうやって、その時その時でやりたくないことには言い訳をして絶対にやろうとしません。

私や姉がまだ働いてない頃は家族に家事や雑用を押し付けるのに「働いて、ご飯も作っているから忙しい」と、何でもそれを盾にしていました。

私が働きに出るようになった時、バイトでしたがフルタイムで働いていました。

すると今度は勤務時間の事では私と対等になったので「母さんは正社員やから」と、お気楽なバイトと一緒にするなみたいな言われ方をしました。

そのうち私が正社員で働くようになったら、今度は母の「母さんは正社員やから」は、通用しません。一体どんな言い訳をするのかな?と思ったら「お父さんが歳取ってるから(その世話で忙しい)」です。

別に当時父はまだ元気だったし、世話らしいことなんて何もしてなかったですけど。

 

母はこうやって、言い訳の形態をどんどん変えて娘に意見する隙を与えず、やりたくないことは徹底的に人に押し付け、逃げてきました。

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残念ながら、それがおかしいのではないか?と気が付くまで10年弱。

私は母のそのやり方にまんまと騙され、自分の心の声を無視してまでも母に合わせる生活をして、心身ともに不調を起こしました。

 

そして、父も亡くなり、仕事も辞め、誰かに食事を作るという義務からも解放された今の母。

今度は病と加齢を言い訳に優しさを乞います。

自分の保身のためには手段を選ばないのは毒親あるあるですかね?

見ていて、本当にみっともないです。

 

しかし、もうその手には乗りません。

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高圧的な態度と卑怯なやり方で家族をぞんざいに扱ったしっぺ返しはこれからです。

 

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