もう理由なんかなくていいの

毒親との暮らし。離れるまでと離れてからのおはなし。

母から謝罪された話

前々から、母は頭のネジ1本足りないんじゃないかと再三書いてきたように

急に突拍子もないことを言ったりやったりすることがあります。

おそらく、母の中では考えはまとまって、ここぞ!という気で発言しているのでしょうが

まったくの見当違いだとか、は?今それ言う?みたいなことにももう何度も遭遇してきました(毒親あるあるかな?)

 

先日、久しぶりに母と姉と3人で会う機会があって、母が

「いつ、私がボケたりするかわからんから、謝りたいこと謝っておく」

「性格的に曖昧なまま暮らすのは嫌やから聞いてほしい」

と、急に謝罪をしてきました。

謝罪の内容は主に、子どもの頃厳しくしすぎたことや偉そうな態度を取ったことについてでした。

(おそらく、最近姉が母に相当本音をぶつけていて、幼少期の育て方について何か言われて母自身思うことがあったのだと思う)

 

確かに、子どもの頃にされたことも私は許せないし、それが私たちの生きづらさの原因になっていることもわかってはいますが

あれだけ未熟な人間が子どもを育てるなんて、そもそも無理に等しかったのだという落としどころも見つけたので、私自身、そのことについては昔ほど母を恨む気持ちはなくなったと思っています。

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これはけして「許した」ということではなく、まぁ、一種の諦めのようなものです。

 

私にとって、まだそこまで諦めの境地に達していないことは、成人してから母からされた以下のことであり、どうしてもそれが心のつかえになっているので

母から謝ってきたこのタイミングで「私が嫌だと感じたこと」も、伝えてみることにしました。

 

・家に私を残らせるように異常なまでに干渉してきたこと

・私の意見に全く耳を傾けなかったこと

・私が辛い時も慰めるどころか酷い言葉で根性なし!等と追い詰めたこと

・老いては子に従う!と言いながら、全く譲る気配を見せなかった(都合の良い時だけ老いを言い訳に私にやらせた)こと

・最終手段(家を出る)を致し方なくとった娘を「あほ」「お前が間違ってる」と罵ったこと

 

これらは全て、家を出る前にも母に散々話したが「その程度のことで」と鼻で笑われ、「くだらん」と一蹴されたことで

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もう言っても仕方ないなという気持ちと、伝えた方がいいのかなと迷っていたことでもあります。

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もちろん『謝ってほしい訳ではなく、今母さんが潔く謝りたいという気持ちになってるみたいやし、悪かったと思うことを見当違いのままおってほしくないから、伝えてみるだけです』という前置きもしました。

 

母にとっては、一生懸命やってきたことで、多少のきつい物言いや高圧的な態度は許されると勝手に自分自身に「親としての合格点」を出してしまっているので

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そこを改めない限り、母と一生分かり合えることはないと思っているし

あれだけ言って伝わらなかったのだから、もう分かり合えるとも思っていません。

もう、その期待を母にするのは、とうにやめました。

じゃあ、なぜ今回わざわざ母にそのようなことを伝えたのか?と思う方もいると思いますが

そうは言っても、母がすぐに死ぬ訳でもないし、少なくともあと何年かは母とこうやって顔を合わせないといけない中で、少しでも考え方の修正ができるところがあれば、していけばいいのではと思っただけの話です。

まぁ「やらないよりマシかな」程度の話です。

 

その後のLINEでは、母はここまでの現状(娘に嫌われて、1人で暮らすこと)になってやっと自分の愚かさに気がついたと自分の態度や物言いを悔いる言葉があり

「冷静にしゃべり 冷静に判断していく 知恵がなかった
ただ感情をぶつけるしかできなかった
そんな 親に育てられたというのもあるかもしれないが」

というような返信がありました。

確かに母の母もまた毒親であったと思うし、あの家族や住環境でマトモな精神を養うのは無理だったかなとも思います。

 

母はある意味単細胞なので、その場しのぎで適当にこれくらい謝っておいたらいいか!という気で今回のような話を出してきた訳ではないこともわかるのですが

(そんなしたたかさ、賢さがあればもう少し娘にも嫌われないように、社交辞令を使い分けできていたはずだと思うからです)

 

初めはこちらの話も聞いていた母、また話が進み出すと

「ただ、母さんは老い先短いし」

「そこの情けをちょっとかけてもらえたら」

「(寂しい思いをして)充分罰はうけてるし」

「今、母さんを見てて幸せには見えないでしょう」

(=だから、これくらい許せニュアンス)

ということを言い始めたので

『老い先短い、うん、それは甘えやね。

年寄りやから、弱ってるから が、情けをかけてもらえる理由になるなら

幼い子供の私らには、情けはかからなかったのに?と思うよ

少なくとも、母さんの厳しさは幼い子供にはきつすぎたと思うからね

都合のいい時だけ(老い先短い!私はこんなに辛い!)は、だめよね

老人を、いじめてやろうなんて気はもちろんない

だけど相手がある話で、勝手に自分で妥協点・合格点を作ってはダメよ』

と、返信をしました。

多分この返しも気にいらないのでしょうね、わかってますよ(笑)

『謝りたい!という気持ちがあるなら「でもな」「だけどな」は、いらん』とも、入れてやりました。

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ぐうの音も出なくなった母は、次の手段に出ます(笑)

「はよ死にたい」「自業自得」「もう諦めるしかない」

「母さんは母親失格」「だから謝るしか方法ない」

「死んでおわびしたい。けど自殺できんし」

などなど、かまってちゃんワードのオンパレードw

 

その最後に「どうしたら、たりの気持ちに整理がつくんやろか」との問い。

 

いや、言い出したのそっちだしね(笑)

『母さんが性格的にきっちりと謝っておきたいとのことやったから、謝る内容を見当違いのままおってほしくないなと感じただけ』

『死にたいと言ったって、自殺する訳に行かないし、あと何年かは生きなあかんねんし
それなら少しでも穏やかに暮らせた方がいいでしょ』

と、返しました。

これもド正論だから気に入らないのでしょう(笑)

 

母の欲しい言葉はわかっています。

『母さん、そんなことないよ』『そんな風に思わないで』と、言ってほしいんでしょう?(笑)

 

誰が言うか。

 

何を話したって今さら挽回の余地なんてないし

姉には「金だけの関係」と、遠回しに言われたらしく

それを(挽回の余地がないことを)母も内心わかっているから

「死にたい」といった類の言葉で同情を引こうとしているんですよね。

まぁ、幼い頃はそれでどうにかなってたもんね。

しかも「死ぬ」まで強烈なワードまで出さなくても

「お母さんは貧乏でつらい思いしてきたの」の一言で、優しい子どもたちの同情を買えてたもんね(笑)

 

残念ですが、もうその手に娘は乗りません。

謝罪とか言って、墓穴を掘っただけでしたね。残念でした。

 

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