もう理由なんかなくていいの

毒親との暮らし。離れるまでと離れてからのおはなし。

厳しくされたら立派に育つのか?

前の記事で書いた、職場で理不尽な扱いを受けた友人の話で

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友人が毒親とは無関係な育ちなのだろうな…と思ったのは私の主観ではありますが

少々甘やかされて育ったのは、本人も自覚があるようでした。

 

驚いたのは『ああいう学校行事すごく嫌だった!(登山とかマラソン大会とかしんどい系)』という話をした時に「そういうの、嫌って言ったら親はわりと休ませてくれた」と、友人が言っていたことです。

「嫌」の一言で、ずる休みがまかり通る家…なんて甘いの…というのと

『だから(我慢が足りないから)職場の理不尽な対応にも、負けてしまうのでは…』と、正直思いました。

 

その後に友人が「大体、厳しく(理不尽に怒られて)言われたからって、できるようになる訳じゃないもん…」と言うのを聞き

口では『そうやんな~』とは言ったものの『でも、私は厳しくされたからこそ、色々と気がつくし、嫌なことも我慢できる人間になったよ…あなたと違って←強調』と、心の中で思わずには居られませんでした。

 

 

母と暮らしている頃、とにかく母には厳しく色々言われましたが、私はそれを「しつけ」と信じて疑いませんでした。

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しかし結局、母が私に言った数々の言葉は「自分の思い通りにしたい」「自分の方が偉い(上だ)と思っている」「面倒なことを処理する自信がないので、巻き込まれたくない」「人からの評価が気になる」

しかもそれが機嫌によってコロコロ言うことが変わるし、ほとんどがただの

母の欲を満たすためだけの自分勝手な言動でしかありませんでした。

 

理不尽な母の言動も、私の為を思って言ってくれている…これはれっきとした「しつけ」なのだ…そう思う中

『それは違う!!』と気付いている自分も居ましたが

母を変えることはできない、母に従うしかこの家で生きる術はないのなら「しつけ」だと思うしかなかったのです。

 

少々甘やかされながらも、おそらくその他の「しつけ」は、正常なものしか受けて来ていないであろう友人の「厳しく(理不尽に怒られて)言われたからって、できるようになる訳じゃない」というセリフ。

それを認めてしまうと『じゃあ、厳しい母のしつけを、忠実に守って生きてきた私の30数年は一体何だったの…?』という気持ちがわき上がり、腹が立つので

その言葉を、どうしても受け入れたくありませんでした。

(口では適当に合わせたけど、その日は帰りの電車でめちゃくちゃ腹が立って悲しかった)

 

けれど、何年もその友人と付き合ってみて、結局わかったことは

 

適度に甘やかされて育った(数回、嫌な学校行事をずる休みした)ところで

大人になって致命的な欠陥には至っていないし(確実に色んなことにルーズではあるが、それで取り返しのつかない事にはなっていない)

仕事についても、友人は長らく派遣でラクなところで働いていたけど(自分でもラクだから辞められないと言っていた)何かしらの自分のタイミングでこのままではいけないなぁと思い、一念発起、看護師の勉強をして、資格を取り

一度は嫌な職場を経験したものの、今は資格をいかし、自分に合った働き方のできる職場を見つけ無理なく、働けているようです。

もう40歳手前で未婚ですが、家を出たいとかも全く聞かないし、親との関係も良好

趣味にも適度にお金を使っているようですが、経済的にも苦しそうではありません。

 

かたや、厳しく育てられた私は、確かに色んなことに気の付く、我慢強い子には育った自覚はありましたが

既に高校生くらいから生きるのが本当にしんどくて、精神状態はボロボロ

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20代は母からの押し付けで心のキャパがオーバーし、普通に働くだけでも四苦八苦。

親を見返したいという気持ちから資格取得を目指しましたが、失敗。

資格が取れなかったのは自分の学力の低さが問題ですが、その勉強をしたことで30歳を過ぎて初めて『人って、自分に充てる時間がこんなにあるんだ』と気がついたものの、余計自分の「母に捧げてきた」学生時代~若年期を惨めに感じただけに終わり

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30代で初めて仕事に行くことができなくなり

せめて、まずは自分を大切に…と思い、心を休めると、収入は見込めず生活するだけでもいっぱいいっぱい。

そもそも、始まりは何か?と言えば、母とこのまま暮らしていたら自分が病院送りか警察沙汰になる…と思い、ほぼ何の準備もせずに逃げてきたからであって

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子育てとして「成功」と言われるのは、一体どちらなのでしょうか。

 

 

もちろん、友人に対して、僻みや妬みの気持ちは、今はありません(当時は『甘やかされて育てば、人生イージーモードで、いいよなw』という気があった)

ただ、友人の家の「標準」と、私の家の「標準」が、違っただけ

もし、付き合う上で友人のルーズさが悪い部分として目立ち、自分に影響するなと思った時に、付き合い方を考えれば良い話なので。

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当時はまだ、自分が毒親育ちであることをそこまで認められていなかったので

どうしても『厳しく育てられた自分の方が…!』と、自分を優位に立たせたかったですが

数年経ってようやく友人の「厳しく(理不尽に怒られて)言われたからって、できるようになる訳じゃない」の発言の意味を、身をもって痛感しました。

 

そうやって、厳しく育った私ですが、母からの教えがなく、できなくて困ったこともあるので、また書きたいと思います。

 

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