かつて私自身も引き寄せていたであろう「モラ気質の人」には何となく共通点があるなと、最近やっとわかってきました。
(毒が酷すぎてモラハラという側面でなかなか考えられなかったけど、母も含む)
モラとまでは行かなくても、何となく人を下に見てるというか、そういう人がよく言うセリフで嫌いな言葉があります。
こちらが意見した時、一応口では「ゴメンね」とは言うものの、その後に「私(俺)って、そういうとこあるよね~」とつけ加える人。
(自己嫌悪で『私そういうとこアカンな…ごめん』みたいなニュアンスでは私も言いますけど)
こういう人はとりあえずゴメンって言うけど、すぐに自分を肯定してるみたいな感じがしてすごく嫌です。
一見反省しているように見えるものの、悪いなんて思ってないんだろうな…。
多分根底に「自分は悪くない」があるから、態度にも出るんじゃないかな。
まぁ、母はゴメンねの一言すら言いませんが。
あとはこちらが『嫌だ』という意思を示すと「そんなつもりじゃないけど」とか「こんなことで怒る?」とか言う人。
まるでこちらの許容範囲が狭いかのごとく攻撃してきたり、他人を引き合いに出して「〇〇はこんなことで怒らないけどなー」とか言ったり。
縁が切れた元親友Mがこれが酷くて嫌でした。
嫌かどうか・不快に感じたかどうかはされた側が決めること。
「そんなつもり」でなくても相手がそう感じたらアウトです。
「たりってこういうことで腹立つんだねー」みたいなのもあったな。
そう言うMこそ、訳わからないとこで怒ってましたが。
あと、Mとまだ付き合ってた頃不思議に思っていたことがあります。
基本的にモラ気質の人って「他人には厳しく自分には甘い」のですが
自分のできないことがあると訳の分からんとこで八つ当たりされることないですか?(笑)
できない自分を認めたくないのと、やらない自分を甘やかしたい葛藤なのかな🤔
昔、Mと『料理面倒くさいな~』とかちょっと話してると、急にキレ気味で「サラダなんか売ってるカット野菜でええねん!」と言われた記憶があります。
いや、別に手抜いてもいいし、何も言ってないし…だったのですが
後々考えると、多分Mはカット野菜を使う自分が何となく許せないのかな?と感じました。
けれど、自分でサラダをイチから作るのも面倒。
カット野菜を使う自分を許したい気持ちと、「手抜き」「ダメ」と責める気持ちで勝手にイライラしてるだけじゃないの?と…
もし、Mが手作りしてるのに私がカット野菜を使ってたら「カット野菜なんて使ってるの」と鬼の首を取ったように言われてた気がするけど(笑)
あとは、Mが手荒れが酷いので、旦那さんに相談してある日食洗機を買って貰った、と。
純粋にいいな~、良かったね!と思って『手荒れ酷かったもんね』『時間も有効に使えるし、私も欲しいなと思う時あるわ』と言うと
ちょっとキレながら「食洗機買ってやったわ!」みたいなニュアンスで言われました。
え、嬉しくないの?何で怒ってんの(笑)
多分これも食洗機を使う自分が何となく許せないというか、腹が立っていたのでしょう。
おそらくMは何においても私よりも上に立っていたかったので
「面倒でも、野菜をふんだんに使ってサラダを手作りする自分」
「手荒れしながらも、機械に頼らず家事をやる健気な自分」で居たかったんでしょう。
モラ気質の人ってすぐ大変アピールしたり悲劇のヒロインぶりますからね。
でも、できなかったのが現実。
それを、私には厳しく当たっていた手前、軽く笑って流せなかったのでしょう。
(この部分は母とも似てるかも)
ここだけの話、Mは一人暮らしの頃から元々家事があまり得意ではなく
多分後で一人暮らしを始めた私の方が要領良くこなしているだろうな…というのはあって
Mも薄々それを感じていて、それが私への対抗心となりああいう態度になってたんじゃないかな?と思います。
私がMのそういうところ、こき下ろしたりバカにしたことなんて一度もないのに。
時が経つにつれ、たりよりも優れている!をどんどん欲張る感じがして
家事以外にもよく意味不明なところで怒ってはマウントを取っていました。
これも距離を置きたくなった原因のひとつ。
2人で好きなアイドルグループの話をしてて、急に「私の方が昔から知ってる!」と敵対心むき出しにされた時はさすがに笑いましたが(笑)
「厳しくあれ」と過ごすのは勝手ですが、それを一般論として他人を攻撃することで結局自分の首も絞めている…
モラ人間て生きるのしんどそう(笑)