元々性格的に男性にのぼせ上がるタイプではないので、自分が恋愛向きでない自覚はありましたが、最近その理由に男性特有の性質に苦手意識があるのかなと感じています。
男女の性差で「らしさ」を断言するのは時代遅れですが、元々の性質はあると思うので、そういう意味合いでこの記事は書いています。ご了承ください。
2021年に副業として始めたバイトも3年目となりました。
特別何か知識が身につく訳でもないですが、事務所に1人なのが気持ち的にかなり楽で続けることができています。
しかしこの6月から別会社の運営になり、入社当初からの上司がごっそりいなくなって、かなり憂鬱です。
私の他にもう1人バイトの女性がいて、社員がメインで進めて行くのを週2日バイトの私たちが交互に出て、手間のかかる作業をちょこちょこ手伝って帰る、みたいな感じでうまく仕事は回っていました。
前の上司は年下の女性で、とても口下手なのでこの人が引き継ぐのは難しそうだなと予想はしていました。
新しく来たのは若い男性2人で、引き継ぎの時からわからないことはバイトに丸投げしたろという態度がひしひしと感じられました。
案の定、やらないといけないこともほったらかし、業務の指示も現在全く飛んでこない状況。
新しく来た男性陣は「点で仕事をする」感じがします。逆に前任の女性社員は口下手でしたが「線で仕事をする」感じでした。
だから、週2日いわば「点」で出勤してくる我々バイトにも『今日はこの作業か』というのがすぐに飲み込めました。
皆が毎日出勤する訳ではない上、同じ作業を何日もかけて皆でやって行くので、線で繋げておいてくれないと何をすればよいか全くわからないのです。
新しい上司にはそういう配慮が全くなく『これやから男の人と仕事したないねん』って思ってたのですが…多分私自身も人の「男っぽい」と一般的に言われる部分を必要以上に嫌いなんだと思います(男女問わず)
このルーツは紛れもなく父だと思っていて、うちの父がかなり女性的だったのだと思います。
「共感」は男性より女性の方が得意と聞きます。
母には共感できる性質がそもそも備わっていませんが、父は何か発言しても「わかるわかる」「そういうのもあるんや」等、共感がとても上手でした。
女性が愚痴るのは、半分共感してほしいだけで「こうすればいい」と方法や結論を具体的に述べてほしい訳ではないともよく聞きますね。父はそういう対応が天才的でした。
また父はこちらが頼む前に「これやっといたで」とか、そういう配慮もすごくできる人でした。これがさっき言った「点と線」だと思っていて、特に家庭を回す主婦なんかは夕食の準備をしているそばから明日の朝のパンとお弁当、ゴミ出し…等と、思考が繋がっていますよね。これがまさに「線」だと思うんです。父にはそういう部分がすごくあった気がします。
そして何より、父は大きな声を出したり怒鳴ったりも絶対にしません(誰かさんと違って)だから今でも外で怒鳴りたおしている男性を見たら怖いし、もはや未知の生物レベル。
そのためか、私には独特の『あ、この男性は大丈夫そう』というオーラを嗅ぎ分けられる力があるのですが、多分その基準がすごく厳しいのです。失礼な話、男性というだけでガサツなのでは…乱暴なのでは…とハナから警戒してしまうので、簡単に恋愛もできないのは自覚があります。
まあそれは別にいいんですが(恋愛しないと生きられないタイプではないので)仕事においてもやっぱり「男っぽい」が勝つと一瞬で嫌になってしまって、今の憂鬱の正体は多分これです。
さりとて、男性と一緒に仕事をしないという選択肢は今後もないので、私にとってまたこれも永遠のテーマになりそう…と思う今日この頃です。