もう理由なんかなくていいの

毒親との暮らし。離れるまでと離れてからのおはなし。

母の「生きる糧」となっていたこと②

毒母のあるあるというか、モラハラタイプの人のあるあるというか

こういう人って自分の体調不良はものすごく大げさに言う割に、相手が具合悪そうにしていると何か気に食わないんですかね?不機嫌になることが多かったな~と。

 

前にも母が体調を崩した時のことを書きましたが

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母は「病人やから労われ」といわんばかりに偉そうにしていました。

いや、まあ「病人やから」も何も、いつも偉そうなんですがね。

体調不良を盾にして余計に偉そうにしている風に私は感じていました。

 

相手が失敗することが大好きですが(失敗が好きと言うか、それをあげつらいバカにするのが好きなんだろうな)それは「お前のせい」「お前が悪い」と上から目線で一蹴できるからでしょう。

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でも、体調不良は基本的にはなりたくてなっている訳ではないのは、さすがの母もわかっているけど「大丈夫?」とでも言おうものなら負けぐらいに思っている節があるので何せ面白くないんだと思います。

 

母には何かと「冷たい物食べ過ぎたんちゃうんか」とか「薄着しとったんちゃうんか」とか理由を疑われました。

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大体、もしそうであっても具合が悪そうな娘が目の前にいるんだからまずは「大丈夫?」でよくない?と気がついたのもここ数年の話。

 

昔からお腹が弱かったので腹痛の時も「どういう風に痛いねん?」と痛みの種類を母によく聞かれたけど、医者でもないのにそんなん聞いて何がわかるん?ですし、責められているみたいでそれが大嫌いでした。

 

だから体調不良でもよっぽどのことがない限りそういう素振りは見せないようにしていました(ただ、トイレに籠ってたら母にすぐ気づかれてまた詰問されるので意味なかったけど)

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こんな風に育ったため、私は人前で体調不良になることがどうしても悪いことのように思う癖が抜けません。

だから長年ずーっと自分が体調を崩しても「大丈夫?」って言わない人のこともおかしいと気づかなかったんです。

 

時々ブログに出てくる中学時代の友人エミもそうでした(他記事はエミで検索したら読めます)

とにかくエミはしんどいだの昨日寝るの遅かっただの「しらんがな」みたいなことをしつこく言う子で、結局エミもちょっと歪な育ちだったと思うのでかまってちゃんだったんでしょうね。

「大丈夫?」って言って欲しかったんだと思います。

ところが私は私で体調不良の人に大丈夫?と声を掛けるものと家で学んでないので

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エミのかまって発言にも『ふーん』『大丈夫?』(一応言うけど全然思ってないのバレバレ)みたいな声かけしかせず、顔には『めんどくせーな』と書いてあったと思います。

そんなある日、すごくしんどい日があって『今日ちょっとしんどいわ…』と言うと、エミは無視。『保健室行こかな』と言うと「そんなに?」と不機嫌そうに返されました。

 

でもその返しも当時私は何も思わなかったんですよね。

母からもいつも同じような対応をされていたので。

 

またかい!と思われそうですがもちろんモラ友のMもそういうとこありました。

遊びに行ってた時、肩こりが酷くて塗るタイプの薬を買おうとドラッグストアで薬を見ていたら不機嫌に。

買った後、2人で駅で電車を待ってる時『本当にこの子、やりづらいわ…』と思ったあの不快感はまだ生々しく思い出されます。

 

エミの話はつい、昨日ふと思い出したんですよ。

あのエミの返しもおかしいよなあ?それを当たり前って思ってた私もおかしいよなあ?って。

腹が立った訳ではないんです。

体調が悪かったり、こちらが困っている時に労わったり手を差し伸べることを " されなくて当たり前 " " そうなった自分が悪い " と思って暮らして来た(暮らさないと仕方なかった)ことが悲しいな、と。

 

母を含むモラハラをする人って、相手を貶して上から目線で偉そうにできる免罪符をいつも探していたんだろうなと思います。

 

自分に自信がないからそういうことで上に立っているような気分になるのが、しょうもないマウントを取ったり、えげつない悪口を言ったりすること同様

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生きる糧になっていたんでしょうね。

 

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