もう理由なんかなくていいの

毒親との暮らし。離れるまでと離れてからのおはなし。

自業自得に気が付きつつある母

予想もしなかった孤独な老後で、自分の過去の言動のまずさを思い知りつつある母。

母が気が付くきっかけとなったであろう出来事を書いてきましたが、一旦最後になります。

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以前に書いた母の元同僚の男性Y。(Yについて詳しくは↓の記事を)

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私が家を出てから、Yは生活費を浮かせる為に私の実家に半居候のようなことをしていましたが、1人で過ごすのが苦痛な母にとってそれが気分転換になるのならと好きにさせていました。

かつて私は母と同じ職場にいて、当時母がYと同じ部署でYにかなり入れ込んでるなと思ってはいました。元来の男好きに加え、たりの婿に…とはしゃいでいたので。

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私はYへの苦手意識を克服できませんでしたが、Yが親切心で母を送迎してくれたりする時もあるし、職場がわれている分おかしなことはしないとわかっているのでYと母の付き合いに言及する気はありません。

 

母は娘にすら「金に余裕があるかどうか」で態度を変えてくるとこがあるので万年収入の少ないYを下に見ていることは前からわかっていました。

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母のYへの態度の端々にも「どうせ金ないくせに」「金ない奴が偉そうに」が滲み出てるのでしょう。いつの頃からか母とYの衝突が増え、Yもまた小さなことでキレて、普段の明るい青年から一変して怒鳴るそうです。

Yは「俺や娘がいないと1人では何もできないくせに」ということで母を見下しているようで、口論になった時にも「そんなんやから娘に嫌われるんや!」と言ってきたこともあるそう。

違う理由であっても互いが「自分が上、お前が下」という気でいるから、お前ごときが!何を偉そうに!とカチンとくるんでしょう(私からすれば目くそ鼻くそですが)

 

かつて母は、怒鳴れば娘らを黙らせることができましたが、今の相手は大の成人男性。さすがの母も「ブチ切れた時のY君が怖い」と。

手こそあげないものの、気が狂ったみたいにペットボトルを振り回したり、目を向いて声を荒げるそう(Yも何かの病気じゃないかな)

 

その話になった時、姉も私も必ず言うんです。『ブチ切れた時のY君、昔の母さんと変わらんやん』と。母は「あそこまで酷くない!」と反論しますが、いやいや、多分いい勝負。母も顔ひん曲げて声裏返らせて怒鳴ってたし。

 

再三『Y君が急にブチ切れるの、怖いやろ』『何が地雷になるかわかれへんの、ビクビクするやろ』『私たちも母さんに対して毎日同じように怯えてたからな』(総じて『母もY君と同類やで』というニュアンス)と言い続けると、さすがの母もYが昔の自分の映し鏡なのかも…と考えるようになったみたいです。

 

喧嘩の度「もうY君と縁切る!」と啖呵を切るくせに、結局なあなあにして、文句を言いながらも何だかんだ一緒にいるのは、母もYも人間関係を上下でしか判断できないとか、冷静に話し合うことができず、気に入らなければキレて恫喝するとか、程度の低い者同士心地良いんだろうなと。

そんな程度の低いYに頼らないといけないほど娘らからの接触を最小限にされ、挙句の果てにはYに怒鳴られ…そんな老後を母は「情けない」と悔いています。

 

周りの人にもあたたかく思いやりを持って過ごしてきていたら、ここまで寂しい老後にはなっていないはずです(接する人の数の多さではなく、人との繋がりの「質」という意味です)

まさに今、母のやってきたことがそのまま返ってきてるんだと思います。老後の精神的な「質」を下げたのは母の自業自得だと思います。

 

スター、コメントありがとうございます。