もう理由なんかなくていいの

毒親との暮らし。離れるまでと離れてからのおはなし。

人間味のない子育て

昔読んだブログで毒親(ここでは、うちのような物理的な面でしか子どもの心を満たすことのできない毒親を指します)の子育てって「教育」じゃなくて「飼育」なんですという表現を見て、なるほどと思った記憶があります。

精神的なサポートはせず、物質的に安定した生活を送らせたら文句ないだろうというような親のことを表していて言い得て妙だと感心しました。

 

最近また感じたことがあります。

 

小さい頃よくマリオのゲームで遊びましたが、ああいうアクションゲームはアイテムを取って敵を倒して時間内にゴール!その繰り返しでした。

ふと母の子育てってそういうゲームみたいって思ったんです。

 

母が子どもには必ず1人1部屋与えると決めていて、実際姉にも私にも自分の部屋があったと前に書きました。

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1人1部屋与える=ゆったり自分の時間空間を楽しんでほしいから だと私は思っていました。

しかし基本的に母はドアを閉めたら怒る・ノックもなしに入ってくる。プライバシーなんてあってないようなもの。

部屋を与えることによって娘にどう感じてほしかったか、どう過ごしてほしかったかではなくただ1人1部屋与えた!クリア!なんです、母の場合。

 

家族が揃う夕食もそうです。

娘たちにおいしいご飯を食べさせたい、食べる楽しみを知ってほしい、楽しい団欒の時間にしたいじゃないんです。

押し付けだろうが

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食卓でブチ切れて2~3時間怒鳴ろうが、ただただ手抜きせずに夕食作った!クリア!なんです。

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愚痴と悪口ばかりの母のワンマンショーも日常茶飯事でしたが

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これも家族揃って団欒できた!クリア!だったのでしょう。

私は母の留守の日の食事の方が平和だし、リラックスして食事ができましたが。

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母の夕食時のおかしな言動で身についたことは、食卓で怒鳴られるトラウマや食べるという行為自体があまり好きになれないということだけでした。

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ここでアイテムを取り、穴に落ちないで、敵に当たらないで…とレベルアップやクリアの条件がゲームには明確に決められています。

それがゲームをクリアする上での正解です。

でも子育てはゲームじゃないですからね。

 

また厄介なのがそのクリア!で、親としての役割を完璧にこなせていると思い込んでいることと、いつもお母さんだけが犠牲になって…みたいなニュアンスなこと(これ結構毒親あるあるですよね。しんどw)

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そもそも「1人1部屋与える」とか「手抜きせず夕食を作る」も母が勝手に自分で設定したクリア条件なだけで、それって母がただやりたかっただけですよね。

母1人が勝手に気持ちよくなってただけ。

それを「娘のため」とすり替えるから日常的に「親に感謝しいや!」なんて言葉も出るのかと。

 

ある時から私、母の言いなりのロボットみたいと感じていたことも前に書きました。

物理的なメンテはやってくれましたが、精神的なメンテがゼロに近かったから壊れてしまいました(むしろ母が言葉の暴力で壊しに来るしな)

私はロボットではなく、人間なので壊れて当然です。

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冒頭には飼育と書きましたが、おうちで大切に飼われるペットたちの方がまだ、精神的にも愛されて育っているかも知れません。

 

母の子育てを植物に例えて書いたこともあります。これとも似ているかもしれないです。

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何にせよ、人間味のない子育てだったこれに尽きます。

 

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