もう理由なんかなくていいの

毒親との暮らし。離れるまでと離れてからのおはなし。

そんなこと、私がすると思う?②

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を書こうと思ったきっかけになったことを詳しく書こうと思います。

 

最近通っているあるお店のスタッフが、話もおもしろいし、技術も良いし、更に私の好きなアイドルの話も通じる人だったので、通うのを楽しみにしていました(そのスタッフはカホさんといいます)

 

何度か通った時にお店の情報を知るためにSNSのアカウントを聞いてフォローしたのですが、個人アカと店アカ兼用みたいな感じだったのです。

個人的な投稿も流れてくるのでちょっと嫌だな(プライベートには興味ないので)と思っていたけど、個人店なので仕方ないか…と、お店の投稿以外はあまり見ないようにしていました。

 

先日お店に行くと、カホさんが「フォロワーさんにたりさんと同じアイドルが好きな人がいるみたいで~!」と盛り上がっていましたが、私ほどメンバーの名前とかユニット名を知らないようで「誰が好きって書いてたかな…確かストーリーに上げてたんだけど…」とか言ってるうちに帰る時間になって、その日真相はわからないままでした。

私はそのネタに興味がなかったので、すっかりその話も忘れていたんです。

すると後日カホさんからわざわざDMで「前話してたフォロワーさん、○○って子のファンらしいです」と入って来て、軽く返事したんです。

そこまではまだ良かったのですが、その後にカホさんから「ちなみに、その方にはDMとかしないでくださいね🙏」と、釘を刺されたんです。

 

え、めんどくさ。

『そんなこと、するわけないやん』です、まさに。

 

私もたまたまそのタレントが好きでついこの間もライブに行った人だったからそう返したんですけど、私がかなり食い気味で返信してるとでも思ったのでしょうかね?(関西で行きやすいし、たまたまチケットが取れたから軽いノリで行っただけなんですけど)

まあ時々「たりって興味ない話もすごく親身に聞いてあげてるよね」と言われることもあるので(え?あの話めちゃめちゃ興味なかったで?ということでも、多分母に機嫌良く話をさせるための「めっちゃ興味ありそうなリアクション」が染みついてて無意識にそれをしているのかと…家では話をちゃんと聞かないとキレられてましたからね)私も盛り上がってると思ったのかもですが。

 

そもそも画面をちょっと見せてもらっただけでアカウント名なんて覚えてないし、カホさんが「誰が好きって言ってたかなぁ~!」だとか「最近もライブ行った投稿見たんですけど~!」だとか1人で盛り上がってただけで。

 

それに私は確かにオタクの域ではあるけど、新たにそのアイドル界隈の友人を作るつもりはないので『新たにSNSでは誰とも絡まないんです~』『隠居みたいにひっそりやってるんで~』とも話したとこなんですけどね(ファン歴の浅い人とは話が合わないことはわかっているので、新たに友達は欲しくないのは嘘でも何でもなく本音です)

 

かつてSNS断捨離をしたので、カホさんをフォローしたアカウントでも発信は一切していないし、閲覧専用としてしか使用していないとも言ったんですけど。

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DMのやり取りも誰ともしたことありませんでした。

時々一方的に個人的なネタでカホさんからDMがきた時点でちょっとめんどくさい認定入ったんですけど(お店の予約関係のことなら、問題ないのですが)

今回に限ってはそれに加えて「私のフォロワーさんに直々に絡みには行かないように」とか、めんどくさいの極み。自意識過剰では…😅

 

まあ、幸い語彙力はあるので微妙に『そんなことする訳ねーだろwってか興味ねーわw』ニュアンスもほんのり加えて返信しておいたけどね!

 

私のアカはフォローされてなかったので、そっと鍵をかけてフォロワー以外からのDMは受け付けない設定にしておきました。

そもそも予約は専用のフォームがあるからDM開放してなくても困ることはないし、自分の身は自分で守ろうと思います。

 

カホさんもそんなこと気にするくらいなら個人アカと分けたらいいのにね。

そんなこと、私がすると思う?

これも最近気が付いた私の性分なんですが『そんなこと、私がするわけないやん』みたいな低レベルな注意を他人からされると必要以上に腹が立つんです。

もちろん言い返したりもせず(というか、できないだけ)『うん、大丈夫~』とか、適当な返事をして軽く流すし、他人は私が相当物事に慎重なのを知らないからそんなこと言ってくるのだろうなってのもわかるんですけどね。

 

家族は基本的にそんなことを私に言ってはきません。母を除いて、です。

姉も姪も、そもそもそんなこと言ってこないし、そういえば父にも『言われなくてもわかってるわ』みたいな小言、言われた記憶がないです。

母だけはとりとめもなく、そういうことをずっと言っていました。

一般的にお母さんなんて口うるさいものでしょと大半の方は思うでしょうが、うちは明らかに「小言」の範疇を超えていました。

 

前にも母の戸締まりの確認がしつこかったことを書きましたが

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母は人に色々と注文してその通りにやらせて、自分の不安感をおさめようという人間です。自分が安心したいだけなのに、それを自分自身でやれる技術も自信もないので人を使って安心材料を揃えさせるのです。

私は母のこういうところは「卑怯」と今でも思っています。

 

子育ても同じ感覚だったと予想していて、私が20代前半の頃に帰りが遅くなり、また深夜に延々怒鳴られた時

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母さんって、私の心配してるん違うんや。私に何かあったら、親戚や職場の人にどんな目で見られるか…そっちの心配してるんや。という疑いを持ち始めたんです。

簡単に言えば、娘に何かあったとして「娘が心配」なのではなく「自分が心配」だったということ。

だから毎日毎日『そんなこと、言われなくてもわかってるわ』みたいなことばかり、嫌というほど言ってたんだと思います。自分の不安を取り除くためだけに

 

子に口出しをしない、というのは子を信じ、1人の人として尊重するということでもあります。

口では「老いては子に従え、や!」と母は言いつつ、一向に私を信頼し、尊重するような態度を見せることはありませんでした。

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時々「たりのこと、信じてるもん」と言われた時はその言葉を鵜呑みにして喜んだ時もあったけど

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母がすんなりそう言うのは母自身が興味ないこと・心配してないことに関してだけでした。

 

一般的な親なら「もう子どもじゃないんだし、子への口出しは控えよう」とか思うものだと思いますし、子どもが「そんなことしないよ」と主張をしてもおかしいことではないでしょう。

友達の家とうちとではお母さんの対応が全く違うんだなというのは実際に何度も感じたことなので、そこらへんの「普通」が私にはわかりません。

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友達が軽くお母さんに言い返しているとか、うちなら即「親に向かって何やその口のきき方は!」の説教コースだけどな…って思ったことは何度もあります。

 

「これはこういう風にしないように」とか、職場や何かの場で言われることはあるし『いやいや、そんなことやる人おらんやろw』って思うこともあるけど、普通ならそこで終わるんじゃないかと思うんです。

それを私個人に向けて言われるとひどく見くびられたような気持ちになり、腹が立つんですよね。『私がそんなことやると思うか?』と。

 

母は、私という人となりを理解しようとせず自分の不安や心配を垂れ流すことを最優先して、いい歳になった娘に対してもしょうもない小言ばかりだったので『私がそんなことやると思うか?』とずっと思っていました。

その時と似た感情になるのが腹が立つ原因だと思います。

 

父にそういった感情を抱いたことがないのは「お姉ちゃんはこういう性分、たりはこういう性分」というのを見抜き、子の心を理解していたからでしょう。

だから、あれだけ小言を言われた割に母から学んだと感じることはほぼないのに、口数少ない父から学んだことの方が格段に多く感じるのだと思います。

 

母は娘を見下げて、娘の能力をすごく低めに見積もっているきらいがあるので余計そういうものの言い方になっていたのでしょう。

ちなみに『私がそんなことやると思う?』と言い返したことも何度もありますよ。

その度に母は必ず「言って何が悪いん?」といった類の返事しかしませんでした。

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そういう対応で私は少しずつ傷付き、母に対して心の扉を閉じて行ったのです。

 

他人からのそういった言葉は単なる注意なだけであり、私を見くびっている訳ではないというのを、体に覚えさせたいと思います。

 

これについて、関連することがあったのでまた書きます。

 

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前を向くために、忘れたい

先日、姪と一緒にとある場所まで出掛けてきました。

姪の好きなアーティストがライブをやるので、てっきり友達と行くと思っていたら、一緒に行けそうな子がいないということで、姉から「少し遠出になるし、たりが一緒に行ってくれるなら安心やし、付き添いということでカンパするよ」とも言ってもらったので行くことにしました。

 

行く決め手となった理由がもうひとつあります。

そこはモラ友の元親友Mが一時期暮らしていた場所でもあり、ライブ会場もあるので私も好きなアーティストがライブする時、昔は必ずチケットを取って行っていました。だから、結構詳しいのです。

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Mは小学生の時に、家庭の都合でその街に引っ越しました。引っ越した当初はこちらに遊びに帰って来ると「みんなは良いよね(何で私だけが引っ越さないといけないのか…と、いじけたニュアンス)」と言われ返す言葉に困りました。引っ越してすぐのMを見て『グレたな』とも感じました。

だから、引っ越した先が嫌いなのだと思っていたし、仕事をするようになればすぐにでもこちらに戻って来てくれるのだとずっと信じていたし、それを楽しみにしていました。

口では「戻りたい」と言ってたけど、具体的な行動を起こすでもなく何年も経ち、ある時から『Mは戻って来る気はないのだな』と察しました。悲しかったけど、遊びに行くうちに私もその街が好きになりました。

その街に暮らしていた頃のMは、資格を活かし駅前の一等地の綺麗なオフィスでバリバリ仕事もしてお金も稼ぎ、家に遊びに行くと最新の美容家電なんかも持っていて、男性からご馳走とかプレゼントもしてもらってキラキラしてたな、と思います。

 

Mは確かに真面目で尊敬するところもあったけど、何に対しても手抜きをしないというか、できないというか、自分の決めたポリシーで自分を苦しめているように見えることも多々ありました。

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そういうMにとってそのポリシーを強く意識したことの1つが結婚だったのでは、と私は予想しています。

とにかく「手堅く」だけで結婚をしたように見えた後に、Mは冷酷な人間に豹変しました。

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勝手にあれこれ予想して口出しするなよと思うと思いますが、こちらとしても、あんなに酷い態度をMに取られたことの理由を知りたいのです。

Mという人間そのものが腐ったのではないと思いたい、だからこそ、あれこれ考えてしまうのです。

 

Mは結婚と同時に旦那さんの転勤が決まりその地を離れることになって、私も応援しているアーティストのライブの遠征にもあまり行かなくなったので前にその街に訪れたのはもう7年も前のことでした。

 

ほんの数年前、確かに私たちにはあたたかい月日が流れていたし、これからも続くと思っていました。あの地での思い出はMがいなければできなかったし、笑っていた頃のMとの思い出は大切にしたいなと思う反面、悪魔みたいに顔の歪んだ、嫌がらせをするMの態度の方がまだ記憶に色濃く残り、私を攻撃する声も脳裏にこびり付いています。

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帰りの電車のホームから、Mの住んでいた高層マンションが見えていました。

電車が来るまで時間があったのでホームの端まで行ってそのマンションを真ん中に1枚写真を撮りました。過去との決別を誓って。

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どこに行ってもMと何度も行ったその地でのことが思い出され、辛くなりました。でもその反面一緒に旅をするなんて思ってもなかった姪とこうやって来ることもできたという喜びもありました。

 

こうやって、失ったり得たりして人生は進むのでしょう。

 

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