もう理由なんかなくていいの

毒親との暮らし。離れるまでと離れてからのおはなし。

2023年もよろしくお願いします

明けましておめでとうございます。2022年もスローペース更新でしたが、スターやコメント、読者登録本当にありがとうございました。

 

今回は家を出て10回目の年末年始でした。

 

家を出てすぐの頃はまだ『とにかく何かをしなければ』という得体の知れない衝動に駆られていて引き算をしてみるという考えが及ばない時期でした。

tari97.hatenablog.com

好きなことをしてもしても心が満たされず精神的にもボロボロ、SNSでも自分を大きく見せたい気持ちがあり、自分の本当の気持ちがわからない・向き合う自信がないことの表れだったのだと思います(今思うと)

そのせいか、年末年始を1人で過ごさないことにやたらと拘っていた気がします。

事実、必ず何かしらのカウントダウンライブに行ったり、チケットが取れないと半ば無理やり姉の家で年越しさせてもらったりしていました。

祝福もされず、罵詈雑言を浴びながら逃げるように家を出て来たということがコンプレックスで、それに伴う年末年始の長時間の独りの自分が惨めで仕方なかったのです。

今でもそのコンプレックスがないと言えば嘘になりますが、あの母と生活を共にしていたら確実に心身が壊れていたというのも確信したことで、必要な選択だったのだと思えるようになりました。

 

私のターニングポイントが2017年で、大親友からモラハラをされていたと気がつき、仕事も辞めて数ヶ月引きこもり、嫌という程自分と向き合い本当の気持ちを探す作業をしました。

そうすると自分に幸をもたらさない人間や職場の仕分けも何度も失敗しながらわかるようになって、人間関係の断捨離をすると『この人のこういう部分が嫌だったのだ』とかいう感覚が研ぎ澄まされ、新たな人間関係で嫌な思いをすることも、職場で理不尽な攻撃を受けることもなくなりました。嫌なことには嫌と声を上げることもできるようになりました。

 

その他、SNSを見ても『多分この人(キラキラ投稿しているけど)心が荒んでる』というのがわかるようになりました。

特に最近手に取るように感じるのが、趣味をマウントを取るための材料にしている人で、前に書いたKちゃんなんかは同じアイドル事務所のタレントが好きで友達になったけど、現場に多数行くとかグッズを見境なく買うということでマウントを取っている感が年々増しており『切ってよかった』と思う反面、昔の自分を見ているようで何とも言えない気持ちになります(Kちゃんでワード検索すると関連記事が読めます)

純粋に『好き』だけではどうにもならないのもわかるし、私がひねくれているのか?と思っていたけど、趣味をマウントの材料にし始めたら人間終わりというツイートも見かけて、それを痛感しています。

こんな風に言うのは、上から目線で貶すためではなく自分自身も昔そういう気持ちでやっていた自覚があるからです。

 

今、仲良くしたいなと思う人は、そういう気持ちで趣味を楽しんでいる訳ではない人か、そもそもそんなこととは無縁なほど、ド健全な親に暖かく育てられた人のどちらかしかいなくなりました(後者の友達とは、話してて遠い目になることもあるけどね)

 

お金でしか存在価値を誇示できない(お金のない人を無条件で見下す)マルさんとも最近付き合いが難しいなと感じます。

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悲しいことでもありますが、これは良い変化だと思っていて、多分この考えにシフトできるかできないかはかなり大きな分かれ目だと思っています。

スピリチュアル系には興味も信仰心もないけどこの考え方のシフトが起きる瞬間は絶対にあると思うし、そこに気がつく(=自分軸を確立できる)ようになると自分に害になる人や職場におびき寄せられることが格段に減りました。

 

計画外のタイミングで逃げるように実家を出たことでこの10年お金のことでは大変苦労しましたが、趣味やその他の色々なことを鎧にして自分を偽り他人を羨んだり見下す必要もなくなり自然体で生きられるようになったことは何よりも価値のあるものでした。

 

焦らずひとつずつ、自分の理想に近づけたらなと思います。

 

今年もマイペースな更新となりますが、どうぞお付き合いください。