もう理由なんかなくていいの

毒親との暮らし。離れるまでと離れてからのおはなし。

心地よく暮らすこと

久しぶりの投稿になってしまいました。

前々から挙動が怪しいな…と思っていたPCがGWについにぽっくり逝ってしまって、慌てて買い替えたのですが受注生産だったため、昨日やっと届きました。

スマホからブログの投稿をするのは苦手で、PCを買わないという選択肢はなかったので恥をしのんで姉の旦那さんに低い予算でそこそこのものを見繕ってもらいました。

セール中で元値よりかはかなり安くはなっていましたが…先月大きな買い物をして当分はお金をあまり使わない予定だったので、予想外の出費です😢

 

先月の購入品は「食洗機」。

掃除機掛けが毒母のせいでトラウマレベルで嫌いになってしまった話は前にも書きましたが

tari97.hatenablog.com

食器洗いも実家ではなぜか「たりの役目」のように当たり前にやらされていて(リフォームをしてビルトインの食洗機を付けたにも関わらず、1度汚れ落ちが悪かっただけで毒母は「使うな」と手洗いを強要、その上洗い方とかにもケチをつけられます)

tari97.hatenablog.com

ここ数年溜め込むのが癖になってしまっていて、実家での食器洗いについても、実は相当ストレスになっていたのだなぁと気が付いたのも、つい最近のことです。

 

先日引き渡しの済んだ伯母のT子宅のまだ使えそうな物や、そのついでに実家に寄って自分の昔の趣味に関係するものを持ち帰りとにかくフリマサイトに出品して

tari97.hatenablog.com

その売上金で念願の食洗機を購入しました(と言っても、私の出品する物なんてたかがしれてるので、全額賄えるほどではありませんでしたが)

この家もいつ出て行けることになるかわからないし、人と住む予定もないので工事不要の小さめ・お手頃なモデル。

水を汲むのは面倒でないと言えば嘘になりますが少なくとも洗い物を溜めなくなったし、何より実家の空気感・母の小うるさいセリフを思い出しながら嫌々やるよりかは何十倍も精神衛生上、良いです。

これを置くためにキッチンまわりの棚なんかも買い揃えたので、当分は大きな買い物はしない予定だった、というわけです。

 

心地よく暮らすには、お金が掛かるなぁとしみじみ感じます。

それでも私は実家に居る時よりも物を選ぶのもすごく慎重にするようになったし、自分で選択することで愛着がわくようにもなりました。

節約が嫌いではないので、つい安いものに目が行きがちですが最近はあまり、安さにばかりとらわれないようにも気をつけています。

本当にお金のないときは食費もかなり削っていましたが、あまり節約に躍起になると精神的にクるので…(数年前に経験済み)

tari97.hatenablog.com

最近は出前もたまに利用してメリハリをつけるようにしています。

『高いな…』と思うこともありますが、やっぱり自分では作れない非日常感があるし、それにより『また頑張って節約しよう♪』とも思える訳です。

 

1人で暮らすようになってすぐは、服もペラペラのファストファッションばかりでしたがすぐに破れたりしてしまい、結局は「安物買いの銭失い」状態。

フリマサイトではそこそこのブランド物もタグ付きの新品でも元値の半値程度で買えます。

自分の持っていたものが予想以上の値がついたり、ポイ活でコツコツ貯めたポイントなんかで、長く着れそうなものをかなり吟味して購入しています。

 

今は、前に友達にデパコスをプレゼントしたときについていたサンプルのボディクリームがものすごいいい香りで、値段をみるとびっくりしましたが、次に売上金が貯まったらそれを買いたいと思っています。

自分で考え、自分で決めるから少ないお金の中でもやりくりしようと思えるし、手に入れた時の喜びも、大切にしようという愛着も出てくる訳です。

自分で自分をいたわることは、本当に大事です。

 

確かに実家に居たら、ここまでのお金の心配・苦労はしなかったはずです。

けれど、自分の本当の気持ちに気が付いて、純度の高い暮らしができることはお金では買えない価値があると心から思います。

 

コメントなどについては下記にまとめています。

tari97.hatenablog.com

遠回りの多い人生

生きているのが一番嫌だった時も、色んなものに助けられてきました。

ファッション、漫画や雑誌を読む、お笑い番組を見て笑う。

アイドルや芸人さん、アーティスト、スポーツ選手など、好きな人を見つけてはハマって来たのも、ある種の現実逃避だったのでしょう。

母は基本的に子どもが自分の言うことさえ聞けばあとは何をしても興味ないので、大事なグッズを捨てられたりとかされなかっただけでも救いかな。

(母は単純に金やモノへの執着が異常なので、明らかに不要なものでも「捨てる」ということができない性分なだけですが)

tari97.hatenablog.com

 

ミーハーな私ですが何にハマった時でも「音楽」だけはいつもそばにあって、音楽が占める割合はとても大きいです。

姉も音楽が好きで、お互いの好きなアーティストのライブに誘い誘われ、色んな音楽に触れてきました。

これは、父の影響もあると思います。

父はラジオが好きで夜中もずっとFMを小さな音で流して寝ていました(父と母は私が物心ついた時から別々の寝室でした)

幼い頃、夜中に具合が悪くなった時、父のところで一緒に寝かせてもらったこともたくさんあります。

体調が悪いと気持ちも不安になりますが、ラジオから洋楽が流れ、父といる空間は何となく安心して過ごせました。

自分も大人になってから考えると父は「明日仕事やのに」とか「眠い」とか一切言わずに、よく面倒みてくれたなぁと思います。

 

小5くらいからは地元のFM放送を聴きながら夕飯まで過ごしていました。

学校から帰ってすぐはリビングでテレビを見てたけど、17時頃までには洗濯物を取り込んだり母から頼まれたことは済ませて、リビングも片付けてから自室にこもっていました。

母は大抵お金欲しさに残業をしていましたが、残業しない日は最速で17時半頃帰ってくるし当時はメールとかもないので、母の帰宅時間は前もってわからなかったんです。

だから夕方頃になると、だんだん気持ちがピリピリするんです。

『何時に帰って来るかな』『何か、怒られそうなことしていないよな?』と。

 

母が帰って来ると一旦玄関まで出迎えて、買い物袋を受け取りご機嫌うかがいをしなければなりません(この時の声色で母の機嫌が大丈夫な日か判断します)

母が帰って来たことに気が付かず、出迎えなくて怒鳴られたことも何回もあります。

 

料理中も母の意図していない手伝いをしたらキレられるので、キッチンには近寄りませんでした。

tari97.hatenablog.com

平日は大体こんな感じだったので今思えば極力2階の自室に「逃げていた」みたいなものです。

なので、自室にテレビがなかった18歳頃まではラジオにもずいぶん助けられたということです。

 

父は開局間もないラジオ局を教えてくれたり、歳の割には若いアーティストや流行りの曲もよく知っていて姉と3人でよくそういう話をしました。

前も書きましたがこういう時も母は一切話の輪に入らず

tari97.hatenablog.com

気に入らないことがあると「自分の機嫌を誰か察せ」と言わんばかりにムスッとむくれていました。

よく「母さんは女中やないで!」とキレてたけど、気分次第で怒鳴ってキレて、口を開けば誰かの悪口か料理と金の話。

自分からそういうポジションについてただけやんとしか思いませんが。

tari97.hatenablog.com

 

話が逸れましたが

そのうちあまりラジオは聴かなくなりましたが、音楽だけは食わず嫌いをせずとにかく色々なジャンルを聴いていました。

今思えば昔は家にネット環境もなかったのにあんなマニアックなインディーズバンドとかどこで見つけてきていたのだろう?と不思議です。

けれど、集めたCDもアイドル依存が一番酷い時にほとんど売ってしまい、二束三文で手に入れた小銭をアイドルにつぎ込み生活していました。

tari97.hatenablog.com

あ、あれ聴きたいなと思っても、もうその頃のCDはほぼ手元にありません。

しかし最近はサブスクで聴くことができます。

便利な世の中になったなぁ~と、先日10代の時に好きだったバンドの曲を聴いてみました。

tari97.hatenablog.com

すると、何かが違うんです。

どうやら、最近になって再録している模様。

イントロを聴いて爆上がりしたものの、歌い方にアレンジがきいていて何だか気持ち悪い。聴きながら、シュンとなりました。

頭の中では、昔の音源が再生されるからどうしても納得いかず。

フリマサイトで当時のシングルが安かったから買い戻しました。

 

なんのこっちゃ。

 

また、遠回りしてしまいました。

 

コメント・スターありがとうございます。

tari97.hatenablog.com

母が毒親になった本当の理由

先日T子(母の実姉)の賃貸マンションの引き渡しを終え、久しぶりに姉と母と3人で話す機会がありました。

自分の私生活を母には極力話したくないし、母は母で何も会話の引き出しがないので毎度自然と昔の話になります。

別にわざと母の悪口を言ってやろうという気はないんですが、とにかく母の胸糞エピソードが家族の1イベントに最低1つくらいはあるので、そういえばあの時…の先が大体『母さんがキレたよな』『母さんが文句言うてたよな』とかになるんです。

私たちの記憶の中の母がいかに怒ったりキレたり他人の愚痴や悪口を言っている姿しかなかったかということ。

 

まぁこれだけしつこくブログに書いているだけあって、母に何かを言われても反応が俊敏になってきました。

「あ!これ進○ゼミでやったところだ!」的な(笑)

論破するつもりもなく『わからなかったらわからないでいいですよ。いやむしろわからないですよね。娘からもこれだけ拒絶されるまでわからなかったんですもんね』という気で話しているのは大前提。

tari97.hatenablog.com

 

わかったような顔で話を聞いてるかと思えばやっぱり「でもでもだって」で、話を振り出しに戻す母。

「アンタら、実際お金に困ってたらそんな(生ヌルい)こと言ってられないで!」と、私や姉の意見を遠回しに「甘ったれ」みたいに攻撃するんですよね。

あ~結局これが母の一番の本心であって、これが全てなんやろな~と。

「貧乏な家で育って、悔しかった」「だからアンタらには貧しい思いさせなかった」「なのに何で文句言われなアカンねん」

この沼からはどうしても抜け出せないんでしょうね。

tari97.hatenablog.com

偉そうで横柄な態度、耳を疑うような酷い言葉は「あの程度のこと」なんです。

tari97.hatenablog.com

母は「貧乏が…」に気を取られ、それが自分を形成する上で一番の問題だったと思っているようですが、私はそうは思わないんです。

お金に余裕がなくても、温かく子育てできる人はたくさんいます。

あの異常な感情表現の家族の中で育ち、おそらく母も強烈なアダルトチルドレンであり、自己愛性パーソナリティ障害の気もあると思っているので、本当の問題はそこだと思うんです。

 

お母さんは貧乏でかわいそうな子だったのよ…だから言うこと聞きなさい。

母は散々怒鳴り散らした後、娘の罪悪感を引き出し、話を丸め込んできました。

さぞかし自分の思い通りになってスカッとしたことでしょう。

それがどれだけ私たちの心を苦しめ、また今でも苦しめているか。

tari97.hatenablog.com

貧しかったことに気を取られて気付いてないと思うけど、母さんの育ったあの家の感情表現には、かなり問題がある

母さんはそういう表現で、私たちのことも相当傷つけた

ハッキリそう伝えました。

 

母さんが貧乏で辛かったこと、気の毒やと思う。けどそれと私たちは何の関係もない

悲しかった・辛かった母さんの心のケアをするのは私たちの役目ではない

子育てする上でまずかったことに「ああいう育ちだったから」が免罪符にはならない

とも言いました。

 

それから、不自由なく暮らす私たちに「自分の子どもの頃は…」という、やっかみがなかったか?とも、母に問いました。

tari97.hatenablog.com

そうでもないと、あんなに酷い言葉や態度の説明がどうしてもつかない、と。

tari97.hatenablog.com

姉は、母を反面教師に子育てをしていますが『時々○○(娘)に対して、こんなこと私が子どもの頃母さんに言ってたら、半殺しの勢いで怒られてたやろうなって思う時ある』と、涙をこらえて言っていました。

確かに私も姪を見ていると思います。

そんなにフランクにお母さんに喋れて、お母さんの前で素直に泣いたり笑ったりできていいなぁと。

これについては母は黙っていたので、多少図星だったんじゃないかなと思います。

 

母は昔の辛かった話を始めると毎回同じ話をします。今回もそうでした。

それが一番、家族から蔑ろにされて傷付いたエピソードなのでしょう。

だから母に伝えました。

『母さんその話、何回もするよな』

『それが結局、めちゃくちゃ心の傷になってるってことやろ?』

『それを「何だ、その程度で」と言われたら、どんな気持ち?他人が勝手に決めるなって、思わへん?』

『だから私たちが昔のこと何回も言うのも同じことなんよ。アンタ達の主張は大したことない、お母さんの方が大変やった!は、おかしいよな?』

…時々、3歳児と話してるんかな?って思う時あります。

tari97.hatenablog.com

あながち、間違いでもないのでしょうけど。

 

tari97.hatenablog.com