さすがの私でもこうも家を出ないで居るのは、3年前に仕事に行けなくなり、自分を見直すべく徹底的に引きこもった時以来です。
昔から家で1人でじっとしているのは大好きだし、30歳になり家を出るまで
『家で寛ぐ』というものがわかったようでわかっていなかった事に気がついたので
私はまだまだ『家で寛ぐ』の初心者みたいなものです。
そんななので、お金をかけずとも楽しい引きこもりができていて
お金に余裕はないので、映像系のサブスクは贅沢品と感じて契約はしませんでしたが
ここのところ、あまりに暇なのでとりあえず無料のを色々試してみてます。
この間、15歳の時に初めてできた彼氏と見に行ったラブストーリーの映画をみました。
涙必至のラブストーリーなので、彼氏の前で泣くのが恥ずかしかったけど、あまりに感動したものだから、当時映画館には2度行きました。
彼がビデオ(まだDVDじゃなかったはず)を「またみよう!」と、買い、彼は全然涙もろくないので、毎回泣けるシーンで「もう泣きそう?」と、私をからかっていました。
私にもそんな高校生活があったけど、その彼氏とは1年も続かず、その次の彼氏とは4ヶ月で別れ、その後くらいから徐々に精神を病んで
芸能人や音楽にハマり、現実から逃げる生活が始まった気がします。
ちなみに当時は母親は外に男がいたので、楽しそうに暮らしていたし、私のこともかなり放任していましたが母娘関係は良好でした。
それでも、私は毎日得体の知れない不調を抱えていて、そんな自分を『ダメな奴だ』と責め続け
別に中学がずば抜けて楽しい訳でもなかったけど『今よりマシだったな』と
いつでも中学時代の音楽を聴いては、後ろを向いて泣いて過ごした気がします。
短大は楽しかったけど、私は高校の時ある病気にかかり、時々その発作で倒れることがあったので(かなり軽いので20歳くらいで医者からもう薬は不要と言われ、高校以来発作は起きていませんが)
当時は『いつかまた発作が起こるかも?』と思うと無茶するのが怖く、飲み会だのオールだのバイトだの彼氏と旅行だの
体力の続く限り弾ける友達を横目に、23時半には『明日も無事に、倒れませんように』と祈りながら就寝する毎日。
17歳くらいから20歳くらいまでの私の生活は、こんな感じで
短大を出て、1年無職で暮らした後、バイトを始めてやっと世間的に「普通」っぽくなれたかな?という頃には学生時代に聴いていた音楽を何かの拍子で聴くと、あの頃、吐き気を我慢しながらMDを爆音にして無理矢理登校していたときの気持ちがよみがえるので、聴かないようにしていました。
『私に青春なんてなかった』ということが、ずっとトラウマで、ずっと自分のことも、自分の人生も大嫌いでしたが(今でもポカ〇スエットのCMとか、嫌いですけど 笑)
時間をかけて自分と向き合い、当時の気持ちを思い出してみて
それでも、ここまで私よく頑張ってきたよなあ…と、20代も後半になったときに、やっとその頃の音楽が聴けるようになりました。
しかし、その頃既に、家から逃れるために追っていたアイドル依存に消える資金のためにCDはほぼ売りに出してしまっていて、動画サイトで聴けるのはほんの一部だったりで(笑)
その楽曲がサブスク解禁になったらしく、最近時々聴いています。
まだ、胸のあたりがもやっとする時もあるけど『懐かし~』『この曲好きやったなぁ』と、ひとり言を言いながら楽しんでいます。
いちばん輝けたはずのあの頃を無駄に過ごしたような気になって、悔しくて悔しくて、私はリベンジのごとく、25~29歳くらいを『今が自分の青春時代!!』と、自分を奮い立たせて過ごしていました。
だから、高校時代は尖って『こんなの聴かねー』と拒否していた、あゆの曲なんかが10年遅れでその時の思い出の曲になってたり(みんなが好きというものを、一緒になって好き!と言うのが嫌というタイプだったんです🤣)
やっぱりちぐはぐな私の人生(笑)
まぁでも、私の人生、そこそこ悪くもなかったんじゃないか。
好きだった曲が、また口ずさめるようになっただけでも…
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