もう理由なんかなくていいの

毒親との暮らし。離れるまでと離れてからのおはなし。

遠回りの多い人生

生きているのが一番嫌だった時も、色んなものに助けられてきました。

ファッション、漫画や雑誌を読む、お笑い番組を見て笑う。

アイドルや芸人さん、アーティスト、スポーツ選手など、好きな人を見つけてはハマって来たのも、ある種の現実逃避だったのでしょう。

母は基本的に子どもが自分の言うことさえ聞けばあとは何をしても興味ないので、大事なグッズを捨てられたりとかされなかっただけでも救いかな。

(母は単純に金やモノへの執着が異常なので、明らかに不要なものでも「捨てる」ということができない性分なだけですが)

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ミーハーな私ですが何にハマった時でも「音楽」だけはいつもそばにあって、音楽が占める割合はとても大きいです。

姉も音楽が好きで、お互いの好きなアーティストのライブに誘い誘われ、色んな音楽に触れてきました。

これは、父の影響もあると思います。

父はラジオが好きで夜中もずっとFMを小さな音で流して寝ていました(父と母は私が物心ついた時から別々の寝室でした)

幼い頃、夜中に具合が悪くなった時、父のところで一緒に寝かせてもらったこともたくさんあります。

体調が悪いと気持ちも不安になりますが、ラジオから洋楽が流れ、父といる空間は何となく安心して過ごせました。

自分も大人になってから考えると父は「明日仕事やのに」とか「眠い」とか一切言わずに、よく面倒みてくれたなぁと思います。

 

小5くらいからは地元のFM放送を聴きながら夕飯まで過ごしていました。

学校から帰ってすぐはリビングでテレビを見てたけど、17時頃までには洗濯物を取り込んだり母から頼まれたことは済ませて、リビングも片付けてから自室にこもっていました。

母は大抵お金欲しさに残業をしていましたが、残業しない日は最速で17時半頃帰ってくるし当時はメールとかもないので、母の帰宅時間は前もってわからなかったんです。

だから夕方頃になると、だんだん気持ちがピリピリするんです。

『何時に帰って来るかな』『何か、怒られそうなことしていないよな?』と。

 

母が帰って来ると一旦玄関まで出迎えて、買い物袋を受け取りご機嫌うかがいをしなければなりません(この時の声色で母の機嫌が大丈夫な日か判断します)

母が帰って来たことに気が付かず、出迎えなくて怒鳴られたことも何回もあります。

 

料理中も母の意図していない手伝いをしたらキレられるので、キッチンには近寄りませんでした。

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平日は大体こんな感じだったので今思えば極力2階の自室に「逃げていた」みたいなものです。

なので、自室にテレビがなかった18歳頃まではラジオにもずいぶん助けられたということです。

 

父は開局間もないラジオ局を教えてくれたり、歳の割には若いアーティストや流行りの曲もよく知っていて姉と3人でよくそういう話をしました。

前も書きましたがこういう時も母は一切話の輪に入らず

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気に入らないことがあると「自分の機嫌を誰か察せ」と言わんばかりにムスッとむくれていました。

よく「母さんは女中やないで!」とキレてたけど、気分次第で怒鳴ってキレて、口を開けば誰かの悪口か料理と金の話。

自分からそういうポジションについてただけやんとしか思いませんが。

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話が逸れましたが

そのうちあまりラジオは聴かなくなりましたが、音楽だけは食わず嫌いをせずとにかく色々なジャンルを聴いていました。

今思えば昔は家にネット環境もなかったのにあんなマニアックなインディーズバンドとかどこで見つけてきていたのだろう?と不思議です。

けれど、集めたCDもアイドル依存が一番酷い時にほとんど売ってしまい、二束三文で手に入れた小銭をアイドルにつぎ込み生活していました。

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あ、あれ聴きたいなと思っても、もうその頃のCDはほぼ手元にありません。

しかし最近はサブスクで聴くことができます。

便利な世の中になったなぁ~と、先日10代の時に好きだったバンドの曲を聴いてみました。

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すると、何かが違うんです。

どうやら、最近になって再録している模様。

イントロを聴いて爆上がりしたものの、歌い方にアレンジがきいていて何だか気持ち悪い。聴きながら、シュンとなりました。

頭の中では、昔の音源が再生されるからどうしても納得いかず。

フリマサイトで当時のシングルが安かったから買い戻しました。

 

なんのこっちゃ。

 

また、遠回りしてしまいました。

 

コメント・スターありがとうございます。

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