もう理由なんかなくていいの

毒親との暮らし。離れるまでと離れてからのおはなし。

何かにすがりたいとき

元々あまり恋愛体質ではなく、学生時代もいいなと思う人と真剣にお付き合いしたら…というよりかは『あの人かっこよくないー?』と友達と盛り上がったり、クラスの人気者やかっこいい先生にキャーキャー言う方が好きでした。多分そうやって盛り上がってる自分が好きなんだと思います(今のアイドル好きに通ずるものがあります)

 

だから男女関係で泥沼とか修羅場とかそんな経験全くないし、そうなっている友人を慰めつつ、真顔で見てきたことも多々あります。

人と生活を共にしたいと思うこともないし、元々家庭向きな男性を魅力的に感じない傾向もあるので余計でしょうか、恋愛には縁のない人生を送っています。

 

ハタチそこそこで母に「婿をもらえ」とせっつかれて、更に恋愛などどうでも良くなったのも一理あります。『親の言いつけを守らなければ』と生きた時代もあって、本当に苦しかったです。

 

実家を出てから私は「人並み」にすごく憧れがあり、若い頃にできずにコンプレックスに感じていたことを潰すことに躍起になっていました。

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家ではきっとまともにできなかったであろう資格の勉強に手を出したことも。

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そんな時恋愛も人並みに…という気になって、タカと仲良くなったのでした(ブログ内「タカ」で記事は読めます)

タカのことはブログでは悪く書いてきたけど約5年経った今、出会ったタイミングも最悪だったなと思うようになりました。

タカは自分のことを大きく見せたりかっこつけたりしない分「素」だったのか…『調子の良い事ばっかり言うよな…』と呆れることも多々ありました。

でも、タカの家の近所に遊びに行ったり一緒にゲームをしたり、出会わなかったらこんなこと絶対しなかっただろうなということもたくさんあって新鮮でした。

 

当時私は、その後環境が劣悪で精神的に病んだ公立病院で勤務していた頃で

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元々恋愛体質ではない自分が仕事のストレスからだんだんタカに依存しているような気も薄々感じていました。

今までの冷静な自分はどこへ?というほど、タカが居なくなることに不安を覚えて自分でも『何で?』って感じでした。

 

最近になってわかってきたのは、多分私はあの時とにかく何かにすがりたかったのだろうな、と。

 

当時は物理的に母と離れていることで気がつかなかったけど、今思えば実家を出る前と同じくらい精神的に疲弊していました。本当は早急に休むべきだったのですが、当時はまだ休む=負けと本気で思っていましたから。

そんな時に出会ったタカに対して、多分純粋な『好き』が『依存』に変わりかけていたのだなと感じます。

あの時の気持ちを思い出すと悪質な宗教とか詐欺にハマる人の気持ちが何となくわかる気がします。

人との距離感を適切につかめないのも私の良くないところです。

 

元親友Mにきつく当たられるようになったのもこの頃でした(この年の夏に後に縁が切れる発端となった喧嘩をします)

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時々タカの話もしていましたが、Mは必ず「私はそんな男嫌だけどねー」と話を締めくくっていました。昔はそんなこと、言うような子じゃなかったんですけど(そして今の私なら「別にMに良いと思ってもらわなくて結構w」とハッキリ言えるのだけど)

 

誰にだって心が弱る時がありますが母の前で弱音を吐くと必ず、根性なし!甘ったれるな!大げさな!(余談ですが母が大げさな!という表現をする時必ず「たいそうな!」と言われましたが「たいっそうな!」と小さい「っ」まで入れて言われました。子どもに何か恨みでもあんのか?)

辛い時に何かに頼ってはいけないとか、休んではいけないというのも知らず知らずのうちにそういう母の言動から染み付いたものだったのでしょう。

 

心が弱ると助けが欲しいし、何かにすがりたくなるのは悪いことではないです。

私はそういう時とりあえず自分を甘やかして、そんな自分でもええやん!ということから始めています。

まず、自分の気持ちを蔑ろにしないことから始めないと他人からも愛されないのも、ブログを書いてわかったことです。

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